5日付の米紙ニューヨーク・タイムズの1面に掲載された銃規制を訴える社説(左)(共同)
共同通信社

 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズは5日付の1面に、米国での銃規制強化を訴える社説を掲載した。同紙によると、1面に社説を掲載するのは1920年以来。銃乱射による惨劇が後を絶たないことへの「いら立ちと苦悶」を表明する狙いがある。

 「銃のまん延」と題した社説は、1面トップとしたカリフォルニア州での銃乱射事件続報の隣に掲載。国内で相次ぐ銃撃事件を受け「銃を減らすべき時だ」と主張し「大統領選の期間以上に、わが国の良識を示すのに良い時があるだろうか」と指摘。来年の米大統領選に向け、国民的な議論を呼び掛けた。