維新の党の代表選は6日開票され、松野頼久代表(55)が小野次郎総務会長(62)を破り、再選を果たした。新たな任期は2018年9月末まで。松野氏は、再選を受けた臨時党大会でのあいさつで、「この国を新たにするためには改革勢力の結集が必要だ」と述べ、来年の参院選をにらみ野党再編への取り組みを加速させる考えを強調した。
松野氏は年内に民主党と統一会派を結成すると表明。その上で「来年には新党をつくり、次の(衆院)選挙で政権交代を目指す」と述べた。松野氏は7日に民主党の岡田克也代表と会談し、統一会派結成について大筋合意する見通しだ。
これに関し、岡田氏は三重県いなべ市で記者団に「次の通常国会冒頭で、まずは維新と統一会派をつくることからスタートし、他の政党や無所属は、その後の話になる」と説明。松野氏が将来の新党結成に当たり民主党に党名変更を求めていることについては「名前を変えれば国民は信頼してくれるのか」と慎重な姿勢を示した。