9to5Macは3日(現地時間)、米国特許商標局(USPTO)が、米アップルによって出願された新たなディスプレイ技術に関する特許を公開したことを伝えています。
公開された特許のタイトルは「Woven Display(織って作ったディスプレイ)」とされていますが、その名が示す通り、この新特許は「特殊な光ファイバー繊維を編み込むことで布地をディスプレイ化する技術」に関するものとなります。
なお9to5Macによると、その用途としては、「Apple Watch」などのスマートウォッチに代表される携帯電子デバイスと接続して、各種通知を行うためのサブディスプレイとしての利用などが想定されているとのことです。
編み込んだ光ファイバー繊維の光らせ方次第では、時刻表示も可能に
光ファイバー繊維は繊維の全体ないし一部のみを発光させることが可能であり、その光らせ方の組み合わせにより様々な情報表示を実現するとされています。
過去に公開されてきた多くの特許のご多分に漏れず、この新特許が製品化されるかどうかは完全に未知数と言えますが、製造難易度とコスト、および実用性などの観点から見るに、少なくとも近い将来に製品化される可能性にはあまり期待しない方が良いのかもしれません。