「親にお年玉あげる」20代の15%も | ニコニコニュース

「年始に渡さなくてもほかに何かしら渡すタイミングがある」(26歳)など、お年玉以外での“恩返し”をする人も多い。自分なりの親孝行を考えてみては?写真/PIXTA
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新年まであとわずか。年末を迎えると、「あ、お年玉あげなきゃ」と思い出す人も多いだろう。新年のあいさつの際、親戚の子どもにあげるのが一般的だけど、なかには親や祖父母にお年玉を渡す人もいるのだとか。

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では実際に、どれくらいの人が親や祖父母にお年玉をあげているのだろうか。20代の社会人男性200人にアンケート調査をしてみたところ、実に29人が両親や祖父母(または両方)にお年玉を渡したことがあると回答した(協力/アイリサーチ)。

約15%の人が、親や祖父母にお年玉を渡した経験があるとは、意外にも多い数字。「渡したことがある」と答えた人に、どんなきっかけで渡したのか、その理由を聞いてみた!

〈親や祖父母にお年玉を渡すようになったきっかけは?〉


「自分が働くようになって渡すようになった」(28歳)
「自分の初任給で渡してから、毎年の恒例行事になってしまった感じですかね」(28歳)
「社会人になってから毎年ではないけど渡すようになった」(25歳)
「給料やボーナスが安定してきたからです」(26歳)
「親が定年したから」(28歳)
「(親が)病気したから」(26歳)

やはり、自身の「定期的な収入」を理由に挙げる人が目立つが、なかには定年、病気など、親の年齢や事情の変化がきっかけになることもあるよう。ちなみに、渡す金額は「5000円~1万円未満」と答えた人がもっとも多く、48.3%だった。

では、お年玉をもらう側の意見はどうだろう。周辺調査で聞いてみたところ、

「気恥ずかしいが、稼ぎのいい三男が毎回1万円包んでくれるのでありがたく受け取っています」(65歳男性)


「気持ちはうれしいけれど、受け取っていません。お金ではなく、息子たちが元気に働き、幸せに暮らしていることが、何よりのお年玉です」(55歳女性)

という声が上がった。お年玉を渡す前に、両親(祖父母)との関係性や性格を見極めておく必要がありそうだ。とはいえ、お年玉を渡す行為自体はポジティブにとらえられている模様。

もし「子どもからお年玉をもらうなんて…」と断られてしまったら、誕生日プレゼントや出張土産など、さりげない贈り物を届けてみてはいかがだろうか。

(橋本 岬/アバンギャルド)

※当記事は2015年12月06日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。