Phone Arenaは4日(現地時間)、AnTuTuベンチマークテストにおいて、米アップルの「A9」プロセッサが12万点を超えるスコアを記録したことを指摘する画像が新たに公開されたことを伝えています。
今回、“中国版Twitter” ことWeibo上に、AnTuTuベンチマーク(バージョン6.0)を用いて計測したとされる各種SoCのスコアを一覧化した棒グラフが公開されました。 グラフによると、同テストにおいてA9プロセッサは12万3567点を記録し、2位以下に大きく水をあけています。
2位には同じくアップル製の「A8X」プロセッサがつけ、3位には先日正式発表された中国ファーウェイ製のオクタコアSoC「Kirin 950」が、9万2746点というスコアとともにランクインしています。
このグラフがどこまで精確に実際のスコアに基づいて作成されているかは不明ですが、仮にすべて事実だとするならば、A9プロセッサの性能の高さには目を見張るものがあると言えますが、そもそもiOSとAndroid OSという異なるプラットフォームに跨って計測されたデータである以上、単純なスコアの比較にはあまり意味がないものと言うこともできるかもしれません。
先日リークされた「Exynos 8 Octa 8890」のAnTuTuベンチマークスコア
一方、先日には韓国サムスンの次世代フラッグシップSoC「Exynos 8 Octa 8890」が、AnTuTuベンチマークにおいて10万3692点を記録したことが報じられており(過去記事)、Androidプラットフォーム向けSoCとしては最高スコアを保持するKirin 950よりも、さらに高性能なチップとして登場することに期待が集まっています。
また、今回公開されたグラフ内に「Snapdragon 820」や「A9X」、「Helio X20」などの名だたる次世代高性能SoC群の名前が見受けられないのも残念ではありますが、おそらくはどのチップも上述の製品に負けず劣らずの高スコアを記録することになるものと思われ、続報には大いに期待したいところです。
[Weibo via Phone Arena]