Apple Insiderは3日(現地時間)、米HPがタブレット市場に対する戦略を大きく変更したことが、同社幹部によって明らかにされたことを伝えています。
Apple Insiderによると、HPは今後ローエンド級タブレット市場を追求せず、より利益性と成長性に富む価格帯のタブレット製品に注力していくことを、同社幹部のデイヴィッド・コグリン氏が明らかにしたとのことです。
またコグリン氏は、新たに投入されるタブレット製品群がサービスや教育、小売およびヘルスケアの分野に焦点を当てたものとなることを明らかにしました。
法人向けにほぼ同一機種を展開する「HP Pavilion x2 10-n100」
なお、HPは昨年10月上旬に、同社事業を「個人向け」と「法人向け」に完全分割していますが(過去記事)、同氏の今回の発言を踏まえると、おそらく上述の改革は法人向け事業を中心にして敢行されるものと予測されます。一般消費者向けの製品ラインナップにも変化がもたらされるかは不明ですが、これまでのHPの製品展開を見る限りでは、少なくとも一部モデルについては、個人向けモデルについてもほぼ同等のスペックを備えた端末として発売されることに期待できそうです。
[Apple Insider via Phone Arena]