9to5Googleは5日(現地時間)、米グーグル製の2-in-1型Androidタブレット端末「Pixel C」のスペックおよびベンチマークスコアが、新たに判明したことを伝えています。
今回、GFXBenchおよびGeekbenchのデータベース上においてPixel Cのデータが発見され、特に前者のデータからは、メインおよびフロントカメラの画素数を含む、先日の正式発表(過去記事)では明かされていなかった一部の仕様に関する情報が明記されていました。
以下は、GFXBenchのデータベースに登録されていたPixel Cの主なスペック。
OS | Android 6.0.1 Marshmallow |
ディスプレイ | 10.2インチ 2560×1800 ディスプレイ |
SoC | NVIDIA 1.9GHz駆動 64-bit オクタコア Tegra X1 |
GPU | NVIDIA Tegra X1 |
RAM | 3GB |
ストレージ | 64GB |
メインカメラ | 約800万画素 |
フロントカメラ | 約200万画素 |
ワイヤレス | Bluetooth Wi-Fi |
OSには、新たな絵文字の追加やフォントおよびキーボードの改良が図られた「Android 6.0.1 Marshmallow」を採用。既に同OSは、一部の「Android One」端末に対しての提供が開始されています。
そのほか、メインおよびフロントカメラにそれぞれ約800万画素と約200万画素のセンサーを搭載していることや、NFCによる近距離無線通信には対応していないことなどが新たに判明しました。
Geekbenceのデータベース上に発見された「Pixel C」のデータ
また、Geekbench上に発見されたデータからは、Pixel Cの処理性能に関する指標を得ることができます。データによると、Pixel C(に搭載されるTegra X1)のシングルおよびマルチコア性能は、それぞれ1395と4345とのことです。
一方で、「Nexus 9」に搭載されているTegra K1(Denver)のスコアは、それぞれ1903と3223となっていますが、Tegra K1(Denver)がシングルコア性能に特化したデュアルコアSoCであることを踏まえると、両者のスコア差は妥当であるように思われます。
ちなみに、このデータ上ではTegra X1がクアッドコアSoCであるかのように表記されています。Geekbenchデータベース上に登録されている他のTegra X1搭載端末のデータを見る限り、どうやら同データベース上においてTegra X1はクアッドコアSoCとして表示される模様です。
なお、Pixel Cの発売日については発表されていませんが、先日にはオランダにおいて12月8日に販売が開始される可能性も指摘されており、早ければ数日中にもグーグルから発売が発表されることになるかもしれません
[Geekbench、GFXBench via 9to5Google[1]、[2]]