日本でもときどき救急車をタクシー代わりとして利用するケースが確認され問題となるが、中国でもそれは同様で、このたび便秘を理由に救急車を呼んで物議を醸す出来事があった。この女性、「救急車は無料」と勘違いしていたのだという。
中国メディア・深セン之窓などによると、この出来事が起きたのは10月14日の晩のこと。広東省深セン市内の地下鉄駅職員から1本の救急通報が入り、「駅に便秘の女性客がおり、救急車を要求している」とのことだった。しかし、現場に到着した救急隊はびっくり。女性は確かに便秘である様子であったものの、そのほかは特に異常がなく、女性自身も「(便秘以外は)問題ありません」と平然と答えたそうだ。
結局、女性は救急車で病院に運ばれていったが、医師も「緊急ではない」と判断。自ら歩いてでも病院に行けるような容態であったため、呆れていたという。
なお、この女性。病院までのタクシー代が高いと感じ、「“無料”の救急車を呼んだ」と話しているが、そもそも中国では救急車の利用は無料ではないため、結局“タクシー代”を支払うハメになったそうだ。