Chrome Blogにおいて、Director of EngineeringであるMarc Pawliger氏は、GooglがChromeのWindows XPサポートを2016年4月まで続けることを発表した。そのライフは4ヶ月延びたことになる。
Windows XPに加えて、Windows Vista、Mac OS X 10.6、10.7、10.8も4月でサポートがなくなる。「Chromeは引き続きこれらプラットフォームで動くでしょうが、もはやアップデートとセキュリティ修正は受けられません」とPawliger氏は言う。これらプラットフォームをドロップする表向きの理由は、対象OS自体がもはや提供企業によってサポートされなくなることだ。ただし、Windows Vistaは2017年4月まで公式サポートが受けられる。
今のところ、FirefoxはWindows XPのサポートをやめるような計画を発表していないため、ブラウザをアップデートし続けたい人にはひとつの選択肢になるかもしれない。IE8は2016年1月12日で最後のわずかなサポートを失うだろう。その時点で、Windows VistaはIE9だけをサポートすることになる。
Hacker Newsでは、Mac OSのいくつかのバージョンがサポートされなくなることについて、ユーザivraatiemsが残念だと述べている。
OS X 10.7と10.8がサポートされなくなるのは残念です。古い(でも完全に機能する!)Macハードウェアを使っている多数のユーザは、リリース後も4、5年そのバージョンに足止めされています。Appleが新しいMac OS Xバージョンを古いハードウェアまで広げないためです。またAppleは、ハードウェアがサポートする最高のOS Xバージョンへとアップグレードする手段を提供することも拒否しています。アップグレードするのは本当に骨が折れる作業です。
2015年4月に、GoogleはWindows XPにおけるChromeのサポートを2015年末まで続けると言った。そして、OSのサポートがなくなるため、サポートをドロップせざるをえないと言った。
XPを動かしているコンピュータはもともとOSレベルにおいて、マルウェアやウイルスに感染する危険性の高い状態にあります。これはChromeがセキュアなブラウジング環境を提供するのをますます難しくします。きちんとサポートされたセキュアなOSに全員がアップデートするよう強く勧めているのは、そのためです。