大手検索サイト「ヤフー」で自分の名前を検索すると、犯罪に関わっているかのような結果が表示され人格権を侵害されているとして、運営会社に削除を求めた日本人男性の仮処分申し立てで、東京地裁は7日までに、男性の主張をほぼ認め一部削除を命じる決定をした。ヤフーによると、国内で同社に削除を命じた決定は初めて。

 決定理由で関述之裁判官は、削除を命じた検索結果について「(人格権の一部の)プライバシー権を侵害しているのは明白だ」と述べた。決定は1日付。

 関裁判官は昨年10月、東京地裁で同じ男性による米グーグルへの削除申し立ても認めた。

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