「メイクも髪型も頑張っているし、服もかっちり決めてるし、勉強も仕事も全て完璧…なのになかなか恋人ができない…」こんなお悩みを持っている女性はとても多いです。
でもね、実はまわりから魅力的に見られる人って“全て完璧な人”ではないんですよ。自分のことも、自分以外のことに対しても、全てに完璧を求めすぎてはいませんか?まわりの人が魅力的に感じる人ってどんな人なのか?漫画の主人公を例にあげながら詳しくお話していきますね。
皆さんはもしかしたら知らないかもしれませんが…、一昔前に「巨人の星」や「あしたのジョー」という漫画が大人気になりました。
この漫画のヒーローの共通点は「努力」「根性」「忍耐」昭和の時代は「努力」「根性」「忍耐」で何かを達成するという内容の漫画がとても流行ったんですよね。だからその時代は「努力」「根性」「忍耐」が魅力的で、完璧な自分を求めて頑張りました。
でも時代は変わり、求められるヒーロー像もだいぶ変わりました。それでは今の時代、周りを惹き付ける魅力的な人ってどんな人なのでしょうか?
それでは今人気の漫画のヒーローってどんな人たちでしょう。例えば皆さんも知っている大人気の漫画、ワンピースのルフィー。おっちょこちょいのところもあるし、ちょっとおバカで、なんだか頼りないところが満載ですよね。
そしてそんなへなちょこな主人公は完璧でない自分を受け入れていて、「自分一人じゃ何もできない!だから仲間が必要なんだ!だから助けてくれ!皆の力が必要なんだ!!」と素直に言える主人公に、まわりの皆はついていきたいと思ってくれるんですよね。
自分の弱さを認めて、それをまわりに自己開示できるからこそ、まわりも「助けてあげよう」とついてきてくれるんです。
この二つの差を見てみると、昔は努力と根性で我慢しながら頑張るしかない!!という時代だったのが、今の時代は【弱い自分を素直にさらけだす】ことで、まわりも協力したい、助けたいと思うように変わっていったということがわかります。
戦隊ものでもそうですよね。昔のヒーローはいつも完璧で、仁王立ちしていてちょっと近づきがたいキャラが多かったですが、今のヒーローは、ちょっと頼りない、おバカな感じのヒーローが多くありませんか?
そんなヒーローに親近感を感じ、まわりとの親しい距離感を作り出しているんです。これはヒーローの話だけではなく、恋愛も一緒です。
このように、魅力的に見える、まわりの人がついていきたいと思う人は、全てを完璧にこなしたり、格好つけるのではなく、人間らしい部分が素直に出せる人なんです。
だから、周りを引っ張ったり、認められる人になるためには、完璧を目指したり、格好をつけるのではなく、ワンピースのルフィーのように、アホになればいいんですよ!
恋人に対しても、家族に対してでも、我慢をして【いい自分】を見せるのではなく、自分らしいところを出していいんです。
「全部自分でできます!」という女性よりも「私これできないんだ、お願い、助けて」と素直に甘えられたほうが、相手からは魅力的な女性に見えるんですよ。
だから恋愛をする時には、全てを完璧にしなければダメなんだ!なんて思わないで下さいね。
いかがでしたでしょうか?これは自分だけではなく、他人に対してもあてはまります。恋人を探すときも、完璧な相手を探し出すのではなく、例え不完全なところがあったとしても、それが徐々に相手の魅力、個性につながっていくんです。
恋愛もそうだし、結婚してお母さんになったとしても「お母さんだからこうでなくてはいけない!」なんて思わなくていいんです。全てを完璧にしなくてはいけないわけではありませんからね。
不完全だから魅力的な人になれる、このことを忘れないようにしてくださいね。(吉井奈々/ライター)
(ハウコレ編集部)(平尾優美花/モデル)(柳内良仁/カメラマン)