【ローザンヌ(スイス)時事】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は8日、「スポーツの信頼を回復する」と題した声明を発表し、「夢に向かって努力を続ける無実の選手たちが、後ろ指をさされる。これこそがドーピングがもたらす最悪の『副作用』だ」と指摘した。

 バッハ会長は、国際競技連盟に代わって世界反ドーピング機関(WADA)が検査を実施することを提言。違反選手の処分はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に任せるなど、競技団体から独立した反ドーピング態勢を整えるよう訴えた。 

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