北海道大学生協が運営する購買店の一つに、店員が描いた「鳥獣戯画」が登場。スター・ウォーズのおもちゃが付いたお菓子の販促用に制作したものでしたが、本物そっくりの筆づかいに学生たちは釘付け。SNSでも「クオリティがすごすぎる」などと話題になっています。
【フォトギャラリー】生協ショップ店員が描いた「鳥獣戯画」がすごすぎる…その全貌
「ちゅうばっかとこうかんして」「むり」
「鳥獣人物戯画」は京都の高山寺に伝わる国宝絵巻。ウサギやカエルなどがユーモラスに描かれていて「最古の漫画」とも言われています。
そんな鳥獣戯画の世界観そのままのお手製販促品が登場したのは、北大ショップの「北部購買店」。スター・ウォーズのおまけが付いたチョコエッグを箱買いするサルや、「ちゅうばっかとこうかんして」と言って「むり」と断られるネズミ…。縦20センチ、横90センチの和紙にいきいきと描かれています。
ツイッターで画像が投稿されると、たちまちリツイート数は1万以上に。
「数ある鳥獣戯画パロディシリーズの中でもこれ最高」
などと話題になっています。
作者はレジ担当の女性
描いたのは同店の女性スタッフ。鳥獣戯画の描き方を解説した本を参考に、筆ペン一本で描き上げました。ふだんはレジ担当という女性。「ちゅうばっかとこうかんして」「ちょこうまい」といったセリフは、レジ周りに聞こえてくる学生たちの会話を参考にしたそうです。
「おもしろい」「すごい」といった反応を直接聞くこともあり、女性は「そういう反響があることがうれしい」と話しています。
同店店長の本間寛さんは「14ある北大ショップのうち、北部購買店の利用者は1年生がほとんど。若い人たちに楽しんでもらえることを第一に店の雰囲気作りを考えています」と話しています。