AKB48が8日、開業10周年を迎えた“ホーム”のAKB48劇場(東京・秋葉原)で『10周年記念特別公演』を開催した。少人数でパフォーマンスするユニット曲パートでは卒業生と現役メンバーが共演したが、卒業生の意地と現役の意地がぶつかりあった。
昨年6月に卒業し、1年半ぶりに劇場のステージに立った大島は、同期の宮澤佐江、自身が「ヘビーローテーション」の後継センターに指名した向井地美音、「“優魂”継承」宣言をしていた武藤十夢とともに「ごめんねジュエル」を披露。武藤は大島から「頑張ろうね」と声をかけられるものと思っていたところ、「現役には絶対に負けないから」と“挑発”されたことを喜々として打ち明けた。
一昨年夏に卒業した篠田麻里子、秋元才加と共にスタンドマイクを使って踊る「Confession」を披露したのは、松井珠理奈と山本彩。指原莉乃が「ぶつかりすぎてて、ぶつかりげいこみたいだった」というほど激しいパフォーマンスで魅せた。
松井は「まりちゃんは、“10年分の気持ちを込めて!”って言ってた」と篠田が気合十分だったことを明かし、山本は「他の3人の方に比べて一番背がちっちゃいから、それ以上に頑張らないと…と思った結果、前歯が欠けました」と全力のパフォーマンスで応戦したことを告白。メンバーやファンが悲鳴をあげても「勲章だと思う」とお構いなしだった。
大島は武藤にゲキを入れた理由について「先輩と歌うことに緊張していたみたいだったから」と真意を告白。篠田はこの日のために「筋トレをめっちゃやって仕上げてきました」といい、一夜限りの復活ながらそれぞれの方法で後輩たちの手本となり、刺激を与えていた。