【ニューヨーク時事】第2次世界大戦中、米陸軍の日系人部隊「第442連隊戦闘団」に加わり、ほぼ半世紀後に軍最高位の「メダル・オブ・オナー(名誉勲章)」を授与されたジョージ・サカト氏が2日、死去した。94歳だった。米議会名誉勲章協会が発表した。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、コロラド州デンバーで死去。1944年10月のフランスでのドイツ軍との戦いで手柄を立てながら、日系人への差別と偏見を背景に、名誉勲章を受けたのは2000年6月になってからだった。ダニエル・イノウエ上院議員=12年に死去=らと共にホワイトハウスで勲章を授与された。サカト氏は当時存命していた受章者7人のうち最後の生き残りだった。