毎週5分や10分といった短い時間枠で放送されるアニメがありますね。例えば最近話題になった作品では『旦那が何を言っているかわからない件』という5分枠のアニメがありました。今回は、このような短い時間枠で放送されたアニメの中から、傑作といわれることの多い作品をピックアップしてご紹介します。
●『あいうら』
『月刊少年エース』などで連載された茶麻先生の同名漫画をアニメ化した作品です。かわいい女子高生の日常をほんわかと描いていて、その空気感がとても心地よいと評判になりました。また「カニ」を大フィーチャーしたOPも話題になりました。
●『あいまいみー』
竹書房のWebサイト『まんがライフWIN』で連載中のちょぼらうにょぽみ先生の同名漫画をアニメ化した作品。倉持南高校漫画研究部の4人の女子高生の日常を描いた作品です。毒舌、ブラックなジョークがちりばめられているので見る人を選ぶかもしれませんが、好きな人にはたまらない傑作です。
●『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』
増田こうすけ先生の漫画『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』(『ジャンプスクエア』で連載中)をアニメ化した作品。5分間に詰め込まれたギャグの質・量共に素晴らしく高く、ハイテンションでスピーディーな展開が心地よい傑作です。
●『くるねこ』
ネコとの生活を愛情たっぷりに描いたブログ漫画『くるねこ』をアニメ化した作品(単行本はエンターブレインから刊行)。原作漫画の持っている柔らかな空気感が見事にアニメ化されていて、見ていると優しい気持ちになります。癒やし系アニメの傑作です。
●『血液型くん!』
韓国の4コマ漫画『RealcrazyMan's Blood Types Comic』(作者:Real Crazy Man)をアニメ化した作品です。A型、B型、O型、AB型の人間がどのような行動を取るかを面白く描いています。AB型のヘンさが強調されている気がしないでもないですが(笑)、「あるある!」とうなずく人が多いかもしれません。
●『てーきゅう』
『コミック アース・スター』で連載中の同名漫画(原作:ルーツ/作画:Piyo)をアニメ化した作品。テニス部を舞台にしていますがテニスはしません。キャラクターの魅力全開、非常にハイテンポで進行するアニメでみんなとても早口。その勢いに圧倒されること請け合いです。
●『ポヨポヨ観察日記』
『まんがライフMOMO』で連載中の樹るう先生の同名漫画をアニメ化した作品です。とにかくネコのポヨがかわいらしく、ポヨを飼っている佐藤家の人々もみんな優しい人ばかり。癒やし効果のある作品です。ポヨの声をピカチュウ役で有名な大谷育江さんが演じているのも注目ポントです。
●『ファイアボール』
お屋敷の外に出たことのないお嬢様ロボット・ドロッセルと執事ロボット・ゲデヒトニスの日常生活を描いたアニメ……ではあるのですが、二人の会話芸で成立している作品ともいえます。放送時間は2分とかなり短いのですが、とぼけた味のかみ合わない二人の会話が魅力なのです。
●『となりの関くん』
『月刊コミックフラッパー』で連載中の森繁拓真の同名漫画をアニメ化した作品です。関俊成(関くん)が授業中にさぼって内職をしているのを、隣りの席の横井るみ(横井さん)が見て突っ込みを入れる1話完結のオムニバス。関くんがロクなことをしないのでつい見てしまうという傑作です。
●『マンガ家さんとアシスタントさんと』
『ヤングガンガン』に連載されたヒロユキ先生の同名漫画をアニメ化した作品です(現在同誌で『マンガ家さんとアシスタントさんと2』が連載中)。エッチな漫画家・愛徒勇気とアシスタント・足須沙穂都の日常をまったり描きます。バカで下品で面白い話が多いですが視聴者に嫌悪感を抱かせずうまく笑わせる手腕は見事です。
いかがでしたか? 今回は10作品を挙げましたが他にも短い時間枠の傑作アニメはたくさんありますね。例えば、筆者(バカ)などはNHKで放送されていた『しばわんこの和のこころ』を推します。あなたは、5分や10分といった短い時間枠アニメの傑作といえば、どんな作品を挙げますか?
(高橋モータース@dcp)