10日の東京株式市場は、原油安と外国為替市場の円高ドル安を受けて投資家心理が悪化し、幅広い銘柄に売り注文が広がった。日経平均株価(225種)は大幅続落し、終値は前日比254円52銭安の1万9046円55銭だった。
東証株価指数(TOPIX)は15・23ポイント安の1540・35。出来高は約18億6500万株。
原油価格の下落が産油国経済や資源産業に打撃を与えるとの懸念から、平均株価は朝方から安値圏で推移した。前日の米国株が下落した流れを引き継いだ。
円高ドル安が進行し、輸出企業の採算が悪化するとの見方も相場の重しとなった。