特殊部隊のシリア派遣要求 有志連合国に米長官
【ワシントン共同】カーター米国防長官は9日、過激派組織「イスラム国」掃討作戦を強化するため、有志連合参加国に対し、シリアやイラクに特殊部隊を派遣するよう要求した。上院軍事委員会の公聴会で証言した。
カーター氏は「私が個人的に約40カ国に貢献拡大を求めた」と述べ、特殊部隊のほか、空爆や偵察に従事する航空機の派遣、武器と弾薬の提供を要請したと語った。
米国は10月末、シリアへの50人未満の特殊部隊派遣を決定。その後、イラクに展開中の特殊部隊を増強する方針を表明している。増強により、イラクやシリアで情報収集能力の強化を図り、より多くの標的に攻勢をかける方針だ。