オタク女性の6割が貯金「79万円以下」? ツイッターで行われたアンケート結果に「それでもオタクはやめられない」の声 | ニコニコニュース

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ツイッターで行われたあるアンケートが注目を集めている。その名も「オタク女性の貯金に関するアンケート結果」。その結果によると、23~33歳のオタク女性(約40000票)のうち、60%の人が貯金を79万円以下と回答したとのことだ。

何のオタクであるのかはであるかは定義されていないが、アンケートを実施した女性のプロフィールには「腐女子」と書いてある。リツイートしている人のプロフィールを見ると、「刀剣乱舞」や「黒子のバスケ」「TIGER & BUNNY」「青の祓魔師」といった作品が並んでいるので、回答者のメインも2次元のオタクと推測される。

「皆なかなか少ないな」「安心しちゃいけないけど安心した」

アンケートを実施した女性は現在26歳で社会人4年目。地方在住の正社員で、実家暮らし。貯金額は100万円ほどとのことだ。オタクではない友人から、「お前はかなり貯金が低いほうだぞ」と指摘されたことをきっかけに、今回のアンケート実施にいたったという。

対象は23~33歳のオタク女性。はじめの選択肢を「79万円以下」としたのは、自身の貯金額が勤続3年目の12月末時点で約80万円だったことを基準にしたという。他の選択肢は、「80~299万円以上」(23%)、「300~599万円以上」(9%)、「600万円以上」(8%)という結果だった。

この結果にフォロワーからは、「皆なかなか少ないな」「安心した…安心しちゃいけないんだろうけど安心した…」と感想が寄せられていた。ツイッターで行われたアンケートなので、どこまで信憑性があるかは不明だが、このアンケートと年齢層が近い「AneCan」読者の10000人アンケート(平均年齢29.3歳)では、平均貯金額が200万円となっている。同世代の女性に比べると低い人が多い、ということになる。

手取り「20万円以下」が多数なのに、オタ活に投資しまくり?

では、なぜ、オタク女性の貯金額が低いのだろうか。フォロワーがツイッターで行った別のアンケート(計10979票)によると、23歳~33歳のオタク女性の平均の月の手取り額は「10~15万円」が最多で32%。次いで「15万円~20万円」が31%となっており、「手取り20万以下」が63%を占めている。そもそもの収入は低いことが一因と言えそうだ。

矢野経済研究所(2014年)によると、オタクの年間消費額はアニメで2万5096円、マンガで1万5694円という調査結果がある。これだけだと貯金も出来そうに思えるが、コアなファンはイベントに参加するため応募券を手にするためにDVDを購入したり、グッズを集めたり、遠征したりともっと費用がかさむのだろう。ネットには「最近のオタク女性は普通にお洒落しているのでさらに金がかかる」という声もあった。

もはや「オタクは業」という見方も

ただ、多くのオタク女性は基本的に貯金のために消費を抑える、という考え方はないようだ。前出の女性がツイッターで「10年後、どのくらい貯金があると思いますか?」(計4887票)と改めて聞いたところ、最も多かったのは「99万円以下」で41%だった。依然として少ない。

もっとも、それだけ、家計を圧迫しているのであればやめてしまえばいいと思ってしまいそうだが、はてなブックマークでは、

「やめることが出来るんだったらそれは単なる趣味であってオタクではないだろ、オタクは業」

という見方も出ていた。例え生活に余裕がなくても情熱を抑えられないのがオタク、ということなのだろうか。ツイッターにも「確かにオタクやめたら貯金出来るけど何も楽しみがなくて生きてけないかも」といった声が寄せられていた。

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