宝島社が毎年発行しているマンガ紹介本の最新版「このマンガがすごい!2016」が、本日12月10日に発売された。今年度オトコ編の1位に輝いたのは九井諒子「ダンジョン飯」、オンナ編1位はふじた「ヲタクに恋は難しい」。
「このマンガがすごい!」では、その年の注目すべき作品のランキングを、オトコ編とオンナ編に分け決定。それぞれ1位に輝いた九井とふじたの受賞記念コメントが掲載されている。また「ダンジョン飯」の徹底解析、ブログ「マンガ食堂」の梅本ゆうこ氏協力によるダンジョン料理再現、ふじたの描き下ろしイラストとインタビューも。2位以降のランクイン作品は、誌面にて確認しよう。なお「このマンガがすごい!WEB」では一部ページのディレクターズ・エディション版を公開中。
このほか「このマンガがすごい!」10周年を記念し、アルコや末次由紀ら歴代1位のマンガ家たち11組による描き下ろしお祝いマンガとイラストが登場。またアンケート企画「あの人気漫画家に聞く」では、マンガ家や小説家が「注目しているマンガ」「カバー・リメイクしてみたいマンガ」「『初恋』または『俺の嫁』といえるキャラクター」などの質問に回答している。参加作家は阿部共実、安倍吉俊、入江喜和、梅田阿比、大今良時、大谷紀子、おざわゆき、柏木ハルコ、菅野文、木尾士目、近藤ようこ、桜坂洋、三部けい、高野文子、竹内良輔、田島列島、竜田一人、田中雄一、新田章、ハシモト、東村アキコ、将良、松駒、水沢悦子、山田参助、山本美希の総勢26名。
オトコ編1位の「ダンジョン飯」は、ハルタ(KADOKAWA)で連載されているグルメファンタジー。ダンジョンを攻略する冒険者たちが、出現するモンスターを捕まえ料理して食す姿が丁寧に描かれている。コミックナタリーが主催するマンガ賞「コミックナタリー大賞2015」第1位にも輝いた。
一方、オンナ編1位の「ヲタクに恋は難しい」は、隠れ腐女子のOL・成海(なるみ)と、ルックスがよく有能だが重度のゲームオタクである宏嵩(ひろたか)、オタク同士の不器用な恋愛を描いたラブコメディ。pixivで発表され人気を博し、「次にくるマンガ大賞2014」の「本にして欲しいWebマンガ部門」1位を獲得した。現在は一迅社とpixivによるWebマンガサイト・comic POOLにて連載されている。