兵庫県姫路市の世界遺産・国宝の姫路城に9月、小型無人機「ドローン」が衝突した事故で、県警が文化財保護法違反容疑でドローンを飛ばした男性会社役員(50)=北九州市=を近く書類送検する方針を固めたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、男性は9月19日朝、姫路城周辺からドローンを飛ばし、衝突させて城の一部を損壊した疑いが持たれている。ドローンは大天守最上階の6階南面にぶつかり、窓枠の水切り銅板に傷のようなものが見つかった。

 男性は「ぶつかっても重大な結果にはならないと思った」という趣旨の供述をしているという。