【バルセロナ(スペイン)時事】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6人で争うファイナルは10日、スペインのバルセロナで開幕する。男子で史上初の3連覇が懸かるソチ五輪金メダリストの羽生結弦(ANA)に注目が集まる。9日は公式練習が行われ、羽生は2種類の4回転などジャンプの好調ぶりを示した。
羽生は11月のNHK杯で世界歴代最高を大幅に更新する合計322.40点をマークした。昨季世界選手権覇者のハビエル・フェルナンデス(スペイン)、2季ぶりに復帰したパトリック・チャン(カナダ)らとの争いが見ものだ。今季シニアデビューした17歳の宇野昌磨(愛知・中京大中京高)、村上大介(陽進堂)は初出場。
女子は2季ぶりに復帰した浅田真央(中京大)が5度目の優勝を目指す。公式練習ではトリプルアクセル(3回転半)を含めて全体的にジャンプの精度にばらつきがあった。昨季世界選手権2位の宮原知子(大阪・関大高)は初挑戦。
ジュニアGPファイナルも同時開催され、男子で昨季2位の山本草太(愛知みずほ大瑞穂高)らが出場する。