2015年のパルメイラスは、コパ・ド・ブラジルの優勝とブラジレイロン最終節の勝利で締めくくった。41歳の現在も衰えを知らない元ブラジル代表MFゼ・ロベルトは、1年を振り返った上で現役引退の意思がないことを明言した。
“ヴェルドン(偉大なる緑)”の愛称で親しまれている名門パルメイラスは、マラカナンで行われた最終節でフラメンゴ相手に競り勝って15勝8分15敗の9位でシーズンを終了。試合後、ゼ・ロベルトはマラカナンに足を運んでくれたパルメイレンセ(パルメイラスのサポーター)に感謝の意を示した。
「最終節を勝利で締めくくれたのはよかったし、何よりマラカナンで声援を送ってくれたサポーターに勝利をプレゼントできたことが重要」
ゼ・ロベルトはコパ・ド・ブラジルの優勝にも触れて、次のように1年を振り返った。
「今年はチームにとって良い1年だったと思う。コパ・ド・ブラジルで優勝したことで来年リベルタドーレスに出場できることも発奮材料になるしね。ただ、終盤はコパ(・ド・ブラジル)に照準を合わせていたから、ブラジレイロンの終盤はややおろそかになってしまった。そこは反省点かな」
そう述べたゼ・ロベルトは「しっかり休んで来年に備える」と述べて、現役続行を明言している。かつてバイエルンなど欧州の第一線で活躍した元ブラジル代表MFの雄姿を、来年も拝めそうだ。
(記事/Cartao Amarelo)