支配率33%で2-0勝利の広島…主将のMF青山敏弘「持たせていた」 | ニコニコニュース

オークランド戦にフル出場したMF青山(手前)[写真]=Getty Images
サッカーキング

 サンフレッチェ広島は、10日に行われたFIFAクラブワールドカップ2015の開幕戦でDF岩田卓也の所属するオークランド・シティを2-0で下し、準々決勝進出を決めた。

 広島は、開始8分にMF野津田岳人のミドルシュートがこぼれたところをFW皆川佑介が押し込んで先制に成功すると、69分にDF塩谷司が貴重な追加点をマーク。オークランドに67パーセントのボール支配率を許すも得点を与えず、無失点で開幕戦を制した。

 主将を務めるMF青山敏弘は、「相手の出方を見ていたし、先制点を取れて余計にそういうところを見ながらやっていました。(勝てて)よかったと思います」とコメント。相手にボールを「持たせていました」と明かし、「相手が来れば奪ったボールはカウンターを意識してやっていましたけど、そんなに入れてこないので怖くなかったですね」と、試合を振り返った。

 オークランド戦には、5日前に行われたチャンピオンジップから先発6人を入れ替えて臨んだ。「メンバーが代わっても戦わなければいけないだけなので、負けたら負けたで受け止める。ただ、自分たちは結果を出しに来ているので、それだけのメンバーが今日の試合に出たということだと思います」と語った青山は、この日もフル出場を達成。「僕はもちろん行きますよ。休むことなんてこれっぽっちも思っていなかったんで」と、述べた。

 前回出場した2012年大会では、準々決勝でアフリカ代表のアル・アハリに敗戦を喫した広島。13日には同じく準々決勝でアフリカ王者のマゼンベと対戦する。「厳しいのは分かっています。前の大会は負けながら手応えはありましたけど、最後は結果なんで、とにかく今は勝ちたいですね。この大会に関しては内容は関係ない。勝つだけですね」と意気込みを口にした。