政府の郵政民営化委員会は10日の会合で、ゆうちょ銀行の預入限度額引き上げを容認することを確認した。

 自民党が地方の利用者の利便性向上を求めているのを踏まえたもので、民営化委員会は年内にも限度額の引き上げを認める意見を最終的にまとめる見通し。

 政府は、ゆうちょ銀の預入限度額を来年4月にも現行の1千万円から最大500万円引き上げる検討をしている。

 同日示した論点で、ゆうちょ銀とかんぽ生命保険の金融2社への限度額を含む業務制限は「段階的に緩和する方向で考えることが適当ではないか」との考えを示した。