敗れたオークランドのDF岩田、MF柏を称賛「すごくやりにくかった」 | ニコニコニュース

柏(右)と健闘をたたえ合う岩田(左)[写真]=AMA/Getty Images
サッカーキング

 FIFAクラブワールドカップ2015の開幕戦が10日に行われ、今季の明治安田生命J1リーグを制したサンフレッチェ広島と、オセアニア王者のオークランド・シティ(ニュージーランド)が対戦。2-0で勝利を収めた広島が、準々決勝へ駒を進めた。

 敗れたオークランドのDF岩田卓也は、「僕たちは監督がスペイン人ということもあってポゼッションサッカーをやっていましたが、ボールは回せたけど、持たされていた。広島の戦略にやられたかなという感じです。しっかりブロックを作られ、前になかなか出せなかったです」と、67パーセントのボール支配率を達成しながらも無得点に終わった試合を振り返った。

 左サイドバックのポジションで先発した同選手は、終盤にMF柏好文との接触により顔面から出血するも、止血してプレーを続けた。「さっき7針縫いました」と状況を伝えると、一方で「2人の選手をケガさせてしまったので、そのしっぺ返しがきたかなという感じです」と、相手選手を気遣った。

 試合を通じてマッチアップした柏については「すごくやりにくかった。途中途中で『次はこうしよう』と考えながらプレーしましたが、その上をいかれてしまった。結局はやられてしまった感が残りました」と称賛。試合後には「『どういうプレーがやりにくいですか?』というふうに、今後の自分の成長のためにアドバイスをいただきました」と会話したという。

 そして、「チーム全体でリラックスしすぎていた。試合に向けての気持ちの高め方や集中の仕方を、次からは気をつけていきたいです」と、今後への意気込みを口にした。

 なお、勝利した広島は、13日の準々決勝でマゼンベと対戦する。