サンフレッチェ広島は、10日に行われたFIFAクラブワールドカップ2015の開幕戦で、DF岩田卓也の所属するオークランド・シティ(ニュージーランド)と対戦し、2-0で勝利を収め、準々決勝進出を決めた。
広島は、開始8分に野津田岳人のミドルシュートがこぼれたところに、FW皆川佑介が押し込んで幸先良く先制に成功。だが、14分に野津田が負傷のため柴崎晃誠と交代すると、その柴崎も後半開始直後の53分に負傷してドウグラスとの交代を強いられた。その後、65分に清水航平も負傷し佐々木翔と交代。ケガ人続出で交代カードを使い切った広島だが、69分にドウグラスのパスを受けた塩谷司が貴重な追加点をマークし、2-0で開幕戦を制した。
負傷者続出の中でも、2ゴールを奪いJリーグ王者の貫禄を見せて完封勝利を収めた。これにはマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出され「この賞をいただいて本当に嬉しく思っています」と喜ぶドウグラスも、勝因について「一致団結していること、あとは監督が伝えることを選手みんなが理解していてそれをピッチで表現できていることが一番大きい」と語り、チームのパフォーマンスを称賛。「勝ったことで日本のリーグの力を見せることができた」と喜んだ。
広島は、13日に大阪長居スタジアムで行われる準々決勝でアフリカ代表のマゼンベ(コンゴ民主共和国)と対戦する。ドウグラスは「次の試合もあるので、また勝てるようにしたい」とすでに準々決勝を見据えている。