消波ブロックに乗り上げたコンテナ船「つるみ」=11日午前7時15分ごろ、和歌山市(和歌山海上保安部提供)
共同通信社

 日本列島は11日、太平洋側を中心に大気が不安定になり、各地で季節外れの大雨が降った。暖かい空気が入り込んで気温も上昇し、最高気温が25度以上の夏日となる地点も出た。

 風も強まり、神戸市中央区の東遊園地の噴水広場では、阪神大震災の犠牲者を追悼するための光の祭典「神戸ルミナリエ」の電飾やテントが倒れた。和歌山市の紀の川河口付近では、山口県防府市のコンテナ船が消波ブロックに乗り上げた。いずれもけが人はなかった。

 高知県香美市ではこの地点の観測史上最多となる1時間に86・5ミリの非常に激しい雨が降った。