11月世界販売、2.2%減=米国が大幅減―VWグループ

 【フランクフルト時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は11日、グループ全体の11月の全世界新車販売台数が前年同月比2.2%減の83万3700台になったと発表した。排ガス不正問題の震源地である米国での販売が15.3%減、VWブランド単体でも24.7%減と大きく落ち込んだのが響いた。

 グループの米国での10月の販売は5.7%増とプラスを維持していた。11月は、9月の不正発覚後初めて前年を割り込む形となり、信頼失墜の販売面への影響が顕在化してきた。不正問題を受けたディーゼル車の販売停止も影響している。