神奈川県警は11日、津久井署地域課の男性巡査長(30)が盗撮目的で署の女子トイレや女子更衣室にビデオカメラを設置したとして、県迷惑行為防止条例違反などの容疑で書類送検し、停職6カ月の懲戒処分とした。

 また、麻生署警務課の男性巡査部長(38)が女性のスカート内をカメラで盗撮したとして、同容疑で書類送検、減給の懲戒処分とした。2人は自主退職した。

 県警監察官室によると、10月26日朝、津久井署新館2階の女子トイレ個室内で女性職員がビデオカメラを発見。巡査長は27日、自分が設置したと署長に申告した。2013年10月以降、同様の行為を繰り返しており、「盗撮で仕事や育児のストレスから解放された」などと話しているという。

 巡査部長は3月4日夕、横浜市中区の横浜スタジアム付近の歩道で女性の下着を盗撮した。記録媒体に類似の画像が数十件残っていた。

 花家憲也監察官室長の話 わいせつ事案が続き極めて遺憾。実効性ある諸対策を実施する。