地元の大学生と連携した院庄小学校の体育の授業=10月、岡山県津山市(同小学校提供)
共同通信社

 スポーツ庁は11日、小学5年と中学2年の全員を対象に4~7月に実施した、2015年度全国体力テストの結果を公表した。女子は小中とも実技8種目の合計点の平均値が08年度の調査開始以降で過去最高だった一方、小5男子は過去最低。種目別では、以前から課題と指摘されているボール投げが小中男女で過去最低を更新した。

 スポーツ庁は「運動に苦手意識を持つことが多い女子については、各自治体が重点的に底上げを図った結果が出たのではないか。苦手な種目は、日常生活で意図的に取り組まないと向上しないだろう」と分析している。