「相手の名前くらいしか知らないのに、その人を好きになってしまいました」
――このような場合、まず「誰かを好きになれた」こと自体が素晴らしいことだと思います。
「片思いなんか……」と、卑屈になることはありません。人を好きになると、それが片思いであっても毎日が楽しくなりますし、人によっては見た目にも艶が出ますから。
ただ、相手のことをよく知らないのであれば気を付けないといけないこともあります。
名前くらいしかしらない……ということは芸能人を好きになるのと同じような感覚……。つまり、イメージで相手を好きになっている「気がする」ということですね。
そのイメージで相手を判断してしまって「近づいてみたら、思っていたのと違った」となってしまうことだってあり得るのです。あなたにパートナーが別にいるなら、相手のイメージだけを楽しむのもいいでしょう。
片思いくらいなら、パートナーにも迷惑をかける心配はありませんし、女としての迷いの色香がにじみ出て、かえって現在の相手と仲良くなることが、結構あります。しかし、あなたに現在相手がいないフリーの状態なら、これからどうしたいのかをしっかり考える必要があります。
といっても、名前くらいしか知らないという関係性では、相手の性格や考えまでがわかりませんから、とにかく、相手に近づいて、まずは知ろうとすることが大切です。一目惚れした相手に近づく方法
もし、インターネットで知り合った相手を好きになった場合は、リアルで会ってみましょう。
2人きりでなくても、オフ会などからで構いません。そこで、とにかく話すことができてからがスタート。会ったこともない状態では、相手が何を言っていても100%信じることは難しいですよね。リアルな知り合いの場合
例えば相手が店員という場合は、とにかく「顔見知りになる」ことが大切。
月並みな方法ですが、その店に短時間でいいので回数を多く通うのがいいでしょう。同じ学校や職場であっても同じこと。顔見知りになることを目標に、相手に近づいてみましょう。先に情報収集をしようとする人がいますが、それはその後です。
顔見知りになってはじめて、相手について情報収集ができるのです。
情報収集も、相手を質問攻めにして、一度に全部知りたい! と思いすぎない方がうまくいきます。一緒に暮らしていても、相手の全てを知ることは不可能ですから、単なる顔見知りであればなおさらのこと。
一段ずつ階段を上がっていくように、相手を知っていければいい……という気楽な気持ちでやった方が
恋愛はうまくいきやすくなるのです。どんな恋でも、あなたがよりよい人生を送るためにどう使えるか? を考えながら行動していけば、実っていくはずですよ。
(橘つぐみ)