シリア系2人の逮捕確認=爆弾・毒ガス製造容疑―スイス検察

 【ハンブルク時事】AFP通信などによると、スイス検察は12日、声明を出し、シリア系の2人を11日に逮捕したことを確認し、「爆発物と毒ガスの製造・隠匿・運搬」容疑で訴追手続きを開始したことを明らかにした。

 検察はまた、2人が「国際テロ組織アルカイダ、過激派組織『イスラム国』(IS)、その他類似の組織」を禁じたスイスの法にも違反した疑いがあると指摘し、過激派との関連を示唆した。11月のパリ同時テロとの関わりの有無は分かっていない。

 スイスのメディアは11日、2容疑者の車の中から爆発物の痕跡が見つかったと報じていた。スイス当局は9日から、米当局の情報に基づき、ISとの関係が疑われる4人の行方を追っていた。