大手総合スーパーの業績が芳しくない中、都市部を中心に、駅ナカスペースに入る小型店から、郊外の大型店まで多様な形態で132店舗(11月26日現在)を展開している「成城石井」が絶好調だそう。成城石井と言えば、決して安くはない、高価格帯の商品を扱う高級スーパーのイメージがありますが、輸入商材、隠れた名品など、「成城石井にしかない」商品が多く、品揃えが豊富なことで、多くの消費者の心を掴んでいます。また外部で満足できなかった商品については、自社で手作りすることも多く、例えば、自家製ポテトサラダやチーズケーキなどは大ヒット商品に! そんな、食材にこだわり、手間ひまを惜しまず作られた成城石井商品を使った『ワインが美味しい! 成城石井流楽ウマおつまみ』(イースト・プレス)が発売されました。調理時間10分以内、お手軽ワインに合うおつまみレシピを中心に、パーティーやひとり飲みにも役立つレシピが満載です。今回はこの中から、人気商品を使った3品を実際に作ってみました。
■粗挽きウインナーのサラダ仕立て(P.22)
フライパンで、薄切りにしたにんにくと、斜めに切り込みを入れたウインナーを炒めます。これを、食べやすい大きさにちぎったサラダの葉の上にのせ、上からオリーブオイルと塩をかけたら完成。
こちらは、成城石井自家製ウインナーとサラダの葉パックを使って作りました。自家製ウインナーについては、国産の新鮮な豚肉が使用されていて、天然の羊腸に詰めて作られています。また、燻製用木材は本場ドイツからブナの木を取り寄せているそうで、世界最高峰の食肉加工コンテストで数々のメダルを獲得している、自慢の商品だとか。確かに、シンプルに焼いただけでもとてもジューシーで、深いあじわいが楽しめ、これがまたサラダと良く合います。ウインナーをのせただけで、ぐーんと豪華なサラダになりました。
■簡単コロッケ(P.32)
ポテトサラダを棒状に形を整え、水にくぐらせて戻した生春巻きの皮にくるみます。これを少し多めのサラダ油を熱したフライパンで揚げ焼きすれば完成。お好みでチリソースを添えて。
こちらは大人気のポテトサラダをアレンジしたレシピです。成城石井のポテトサラダのじゃがいもは、ひとつひとつ人間の手で皮がむかれています。その理由は「じゃがいもは皮の真下が一番美味しいため、その部分を残してむくためには手作業しかない」からだそう。そして、味付けも、化学調味料はできるだけ使用せず、合成甘味料、保存料、合成着色料は一切使わないという徹底ぶり。そんな手間ひまかけて作られたポテトサラダのコロッケは、外の衣がサクッ、中はふっくらした食感で、ポテトサラダの優しい味が口に広がって美味しい!新感覚の一品です。
■豆腐グラタン(P.41)
水切りし、食べやすい大きさに切った豆腐を耐熱皿に並べ、そこにレトルトのボルシチスープをかけます。上から主レッドチーズをのせて、200度の予熱しておいたオーブンで15分ほど焼けば完成。
こちらも成城石井オリジナルで人気商品のひとつ、レトルトスープを使った商品です。このスープシリーズは化学調味料無添加の安心スープで、他にもクラムチャウダーや紅ずわい蟹のビスクなどがあり、種類も豊富。今回はその中でボルシチスープを使いました。お皿に豆腐とスープを入れて焼くだけの超簡単レシピですが、とっても濃厚なスープの中に、しっかり煮込まれトロトロになった牛肉、じゃがいも、にんじんなども入っていて、ボリューム満点! かなりリッチな気分になれるグラタンなので、このスープはぜひストックしておきたい商品です。
☆成城石井に通いたくなるレシピがたくさん!
文=JUNKO