ブンデスリーガ第16節が12日に行われ、ダルムシュタットと日本代表FW原口元気の所属するヘルタ・ベルリンが対戦した。
ここまで8勝2分5敗の4位と好ポジションにつけるヘルタ・ベルリン。今節を含め残り2試合となった前半戦をトップ4で折り返すべく、敵地で今シーズン2度目の連勝を狙う。前節まで14試合連続でスタメンに名を連ねていた原口は、開幕節以来のベンチスタートとなった。対してホームの12位ダルムシュタットは、前節のフランクフルト戦で6試合ぶりの勝利。今節は今シーズン初の連勝を収め、下位転落を避けたいところ。
試合は12分にヘルタが先制に成功する。ミッチェル・ヴァイザーからのグラウンダーの折り返しに、ヴェダド・イビシェヴィッチが左足で押し込みゴールネットを揺らす。さらに26分、ペナルティエリア前右でFKを獲得したヘルタは、マルヴィン・ブラッテンハルトが左足で直接狙い、ゴール右隅に突き刺した。
2点のリードを得たヘルタだが、前半終了間際にピンチを迎える。44分、左サイドからのクロスに反応したヘルタDFセバスティアン・ラングカンプのクリアが、自陣のゴールへと向かうが、GKルネ・ヤーステインがなんとかクロスバー上にかき出す。さらにその直後、ダルムシュタットの左CKで中央のザンドロ・ヴァーグナーが頭で合わせるが、ヤーステインに阻まれた。前半はこのままヘルタの2点リードで折り返す。
後半に入って50分、ヘルタが追加点を奪う。左CKから、ファーサイドのジョン・アンソニー・ブルックスが頭で折り返す。それに反応したイビシェヴィッチが右足で合わせてネットを揺らした。さらに77分にはヘルタがリードを4点に広げる。相手DFに競り勝ったサロモン・カルーがエリア内に抜け出すと、そのまま相手GKもかわして、無人のゴールに流し込んだ。
試合はこのまま終了。ヘルタ・ベルリンが敵地で4-0の快勝を収め、2連勝で勝ち点を「29」に伸ばした。なお、ベンチスタートの原口は、今シーズン初めて出番がないまま試合終了を迎えた。
ダルムシュタットは、15日に行われるDFBポカール3回戦のバイエルン戦をはさみ、20日の次節でボルシアMGとのアウェー戦に臨む。ヘルタ・ベルリンは、16日にDFBポカール3回戦でニュルンベルク(2部リーグ)と、20日の次節で日本代表FW武藤嘉紀の所属するマインツと対戦する。
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【得点者】