パン好きによるパン好きのためパンの本『CRAFT BAKERIES』―国内外61軒のパン屋さんを紹介 | ニコニコニュース

『CRAFT BAKERIES -THE STORY OF ARTISAN BREAD- パンの探求 小麦の冒険 発酵の不思議 2015 EDITION』
ダ・ヴィンチニュース

 2011年に世田谷・三宿エリアではじまった「世田谷パン祭り」から発展し、2013年11月に青山・国連大学前で開催されているファーマーズマーケットのなかで始まった「青山パン祭り」。日本各地からパンの名店が集い、今では土日で約2万人を動員する、日本最大級のパンの祭典となった。その運営メンバーを中心に結成された”Bread Lab”が、パン好きによるパン好きのためパンの本『CRAFT BAKERIES』を2015年12月8日(火)に発売した。

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 “Bread Lab”が「青山パン祭り」の活動を通し、多くのパン屋さんに出会うなかで、自分たちに届けられるパンは、どんな人が、どんな工房で、どんな想いや素材・製法へのこだわりを持って作っているのか、そこにあるパン作りの根本を知りたいという想いで企画されたのが『CRAFT BAKERIES』だ。

 パンに探究心と愛情を持ち、丁寧に作り上げる良心的なパン屋さんを「CRAFT BAKERY」と呼び、国内は北海道から沖縄まで、海外はアメリカとスウェーデンの国内外61軒のパン屋さんやベーカリーカフェを取材してまとめあげた1冊だ。

 著者の“Bread Lab”チーフ・ディレクター、入江葵はこう語る。

「美味しいパンは、つくり手の強い想いと信念なしには生まれないのではないでしょうか。だからこそ、手仕事で丁寧にパンを焼く良心的なお店『クラフトベーカリー』を、心で取材してみたいと思いました。私はつくり手ではありません。ですが、パン屋さんのことを、パンのことをとても知りたいです。パンの食べ手の代表として『パンで世界を、人を繋いでみたい』のです」


入江葵(「はじめに」より抜粋)

 掲載されているパン屋さんを、その特徴ごとに「パンの探求」「小麦の冒険」「発酵の不思議」のいずれかに分類して紹介。「パンの探求」カテゴリーは、“パンの生き字引”、“自然とパン”、“パンが繋ぐコミュニティ”などのサブカテゴリーに分けられている。3つのカテゴリーで分けられた章には、それぞれ「小麦とパンの深い関係」「パンの中で起こる発酵の神秘」「パンの歴史をたどる旅」「世界のパンの、由来を探しに」といった、パンを理解して、より楽しむためのコラムも充実している。

■『CRAFT BAKERIES -THE STORY OF ARTISAN BREAD- パンの探求 小麦の冒険 発酵の不思議 2015 EDITION』


著:入江葵
監修:Bread Lab
発行人:黒﨑輝男
価格:1,600円(+税)
仕様:A5変形/288ページ(本文)
発行:Bread Lab
発売:メディアサーフコミュニケーションズ

入江葵(いりえ あおい)


Bread Lab チーフ・ディレクター。幼少時からパンを愛して食べ続け、巡ったパン屋さんは国内外合わせて1,000軒近く。大学卒業後はモデルやMCを仕事としながら、パン屋巡りを継続。現在ではパンにまつわるセミナー、ワークショップの講師、ツアーの企画、書籍・ウェブ媒体での執筆、各種メディアへコンテンツ協力、そして青山パン祭りの企画・運営を担う中心スタッフとして活動。自身のパンに対する見識を深め、それを多くの人とシェアしていきたいという想いから、Bread Labを立ち上げ、第1弾企画として書籍の制作に取り組む。