女優の井上真央さんが主演を務めたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の最終回が13日に放送され、平均視聴率は12.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。全50話の平均視聴率は12.0%と2012年放送の「平清盛」と並ぶ歴代最低の記録となった。
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初回の平均視聴率は16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録。昨年の「軍師官兵衛」の初回視聴率(18.9%)を下回り、1963年以降、89年の「春日局」(初回14.3%)、77年の「花神」(初回16.5%)に次ぐ史上3番目の低さだった。また、視聴率が10%を割った回もあり、苦戦していた。
「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰(伊勢谷友介さん)の妹が主役のオリジナル作品。主人公は、長州藩の尊王攘夷派の中心人物・久坂玄瑞(東出昌大さん)と結婚し、久坂が死去した後は、群馬県初の県令の楫取素彦(大沢たかおさん)と再婚した人物で、困難を乗り越え、まっすぐに生きた生涯が描かれた。
最終回「いざ、鹿鳴館へ」は、美和(井上さん)と楫取(大沢さん)が、有力者に群馬の鉄道建設の資金援助を訴えるために、鹿鳴館に行く……という展開だった。