米Microsoftはこのほど、同社が2015年11月に発表したクラウドストレージサービス「OneDrive」の提供プラン変更について、その一部を修正すると発表した。5GBへの縮小が予定されていた無料で使用できる容量を、オプトインにより15GBのまま維持できるようになる。
2015年11月に発表されたプラン変更では、Office 365ユーザー向けに提供していた「OneDriveのストレージ容量無制限」を撤回、上限1TBに削減した。また、Office 365に加入していなくとも利用できる無料のストレージ容量を、15GBから5GBに縮小、さらに15GBのカメラロールボーナスも廃止されることとなった。
プラン変更に既存のOneDriveユーザーは大反発。Microsoftが開設した「OneDrive UserVoice」(OneDriveに対して意見ができるサイト)に寄せられた「Give us back our storage」(われわれのストレージを返せ)という投稿には、7万件以上の支持が集まった。
この投稿を受け、Group Program ManagerであるDouglas Pearce氏がコメントを返信。「全体的な計画は変更しない」としながらも、一部の内容について修正を行うと発表した。
無料で利用できる容量については、Microsoftが用意したオプトインページから申し込みを行うことで、15GBのまま維持できるほか、15GBのカメラロールボーナスも引き続き利用できるという。ただし、オプトインページは2016年1月31日まで有効で、申し込みを行わない場合、無料ストレージ容量は予定通り5GBに縮小され、カメラロールボーナスも失う。
また、個人向けOffice 365ユーザー向けには、「1TBへの容量制限」という内容に変更はないが、これを不服とするユーザーに対して返金を行うとしている。