マゼンベ指揮官は準備不足を指摘も「広島が非常に良い試合をした」 | ニコニコニュース

広島戦に臨んだマゼンベの先発メンバー [写真]=兼子愼一郎
サッカーキング

 FIFAクラブ・ワールドカップ2015準々決勝が13日に行われ、アフリカ代表のマゼンベ(DRコンゴ)はサンフレッチェ広島に0-3で敗れた。マゼンベを率いるパトリス・カルトロン監督が試合後の会見に臨んだ。

 試合は、マゼンベが前半のうちに10本のシュートを放つなど立ち上がりから攻勢に出て、広島が自陣でブロックを敷いてカウンターからチャンスをうかがうという図式で幕を開けた。すると、44分にCKからDF塩谷司が右足で押し込み、広島が先制。56分に再びCKからDF千葉和彦がヘディングシュートでネットを揺らし、78分には途中出場のFW浅野拓磨がダメ押しゴールを決めた。その後もマゼンベの反撃を封じ、3点差のまま試合終了を迎えた。

 カルトロン監督は「完璧に私たちの負け試合。リズムや集中力などたくさんのことが欠けていた。この結果を受け止めなければならない。試合に臨む気持ちが相手とは違ったと思う。攻撃も守備も、何も見せるものがなかった」と敗戦を振り返ると、「私たちに実力がなく、相手が強かった。広島は普段と同じような力を出せたと思う。自分たちがこの試合に失敗したということ、そして広島が非常に良い試合をしたことを認めなければいけない」と、広島の戦いについて言及した。

 そして、「選手を責めることは簡単だが、彼らは一生懸命やってくれた。やはり準備不足を認めざるを得ない。私自身にも責任はある。マゼンベの違う姿を見せられるようにこれから頑張っていきたい」と、コメントしている。

 16日の5位決定戦で、マゼンベはメキシコのクラブ・アメリカと対戦する。