和歌山県岩出市教育委員会は12日記者会見し、同市立中学校で11日、中学2年の女子生徒(14)が飛び降り自殺を図り重傷を負ったと明らかにした。いじめなどは確認されていないという。

 市教委によると、11日午前7時半ごろ、女子生徒が校舎から転落したと教頭が119番した。生徒が校舎3階と4階の間の非常階段から身を乗り出し転落するのを近くにいた住民が目撃し、学校に連絡した。生徒は病院搬送時に「痛い」と訴えるなど意識があったが、数カ所を骨折するなど大けがをしたという。

 10月26日に学校が行ったいじめに関するアンケートでは、この生徒に対するいじめは確認されなかった。生徒は12月は欠席しておらず、保護者は原因について「心当たりがない」と話しているという。