あの超人気アイドルグループ、注文多く「扱いにくい」と酷評噴出!解散宣言で総スカン? | ニコニコニュース

「Thinkstock」より
Business Journal

 大晦日の『第66回NHK紅白歌合戦』に初選出された声優アイドルユニット、μ's。これまで紅白の“声優枠”は6年連続出場を果たしていた水樹奈々だったが、世代交代を果たしたかたちとなった。μ'sは若者を中心に流行している『ラブライブ!School idol project』というアニメから生まれた声優アイドルユニットだ。

「これまでNHK側が水樹奈々を強く推し出してきたのですが、ここ最近は目立ったヒット曲もなくマンネリ化していました。白組の西川貴教とのコラボをするなど演出面で変化をつけてきましたが、それも2年続き水樹を出し続けるのはそろそろ限界でした。そのタイミングで爆発的なブームを巻き起こしたのがμ'sだったのです。紅白出場の3要件のひとつである「今年の活躍」に合致したため、白羽の矢が立ったわけです」(音楽業界関係者)

 今年公開された映画『劇場版ラブライブ!The School Idol Movie』は興行収入28億円を超え、2010年以降の松竹邦画で1位の興行成績を獲得していることからも、μ'sの活躍ぶりが窺える。肝心な楽曲についても、今年5月に発売されたベスト盤はオリコン1位を獲得しているので、話題性だけでなく実力も兼ね備えているといえるだろう。

 ただ、音楽業界関係者からはμ'sの方向性に疑義を呈する声も聞こえる。

「声優アイドルとして売っていくのであれば、今後も話題の波に乗れるとは思いますが、センターの新田恵海なんかは完全にアーティスト志向が高くて、周囲は正直扱いに困っていますよ。自身の方針か事務所の方針かは不明ですが、『今後は売り方を変えていくつもりですので』と、写真への注文も細かくなってきています。今年10月に変えたホームページも、μ'sで着ているような制服姿の写真などは一切なく、雰囲気がまったく違いますね。新田が来年で30歳になるという節目を迎え、μ'sも来年のライブをもって解散といわれているなか、方針転換を図っているのでしょう。しかし、彼女たちがここまで人気になったのはアイドルグループとしての力があったからです。アーティスト色を強めても、熱狂的なブームをそのまま牽引できるとは思えませんね」

 さらに、芸能事務所関係者も厳しい見方を示す。

「μ'sの今後に関しても、『公式ホームページ上の文言以外は使わないように徹底してください』と関係各所に情報統制を敷いています。“ファイナル”という言葉を使って“解散”とはいってませんが、興味を引っ張るための策にしか思えません。紅白で解散を発表して、μ'sを知らない中高年視聴者の目が点にならないかが心配です」

 厳しい声に負けず、来年もメンバーそれぞれの道で活躍してほしいものである。
(文=編集部)