Sonosピーッンチ?! ピンチなの?!
まだ発売されてから数カ月なGoogleのChromecast Audioですが、一般家庭のオーディオ環境に革命を起こしつつあるかもしれません。
Chromecast AudioはAUX端子がついているスピーカーにつなげることで、どんなスピーカーでもワイヤレスに音楽を再生させることができます。
スピーカーにスマホをドックさせたりイヤホンジャック経由でつなげるようにして、音楽を再生している人は多いと思います。でも再生中はスマホを手放さないといけないのでちょっと電話として使いたいときにスピーカーから外して、その間音楽が切れて、と割と不便なこともありますよね。でもChromecast Audioなら自分がいま持っているスピーカーに繋げることでスピーカーがWi-Fiとつながり、手元のアプリを使って音楽を飛ばすことができるんです。そして35ドル(4,000円ちょっと)という値段の手軽さ。
そんなChromecast Audio、発売されてからまだ数カ月ですが、もうすでに新機能が追加されました。
Googleが発表したのは2つの新機能。特に注目なのは複数のChromecast Audioをシンクさせることができるというもの。それによって同じ音楽をすべてのスピーカーから再生できるというわけです。ということは、たとえばリビングルームのスピーカー、寝室のスピーカー、両方にChromecast Audioがつながっていれば、両方から同じ音楽を再生できるというわけです。
もちろん、シンクできる距離に限界はありますが、Sonosのような高い機器を買わなくてもワイヤレスにスピーカーが同期できるというのは有難い...!
さらにはこちらのデバイス、96kHz/24-bitまでのハイレゾ音源にも対応しています。CDのスタンダード音質である44.1kHz/16bitよりも良いですね。(ハイレゾってそもそもどうなのさ、という議論はまた別の機会にするとしてですね...)
個人的にはChromecast Audio、特にすごい必要って訳じゃないんですよ。でも数カ月前にレビューを書いた時点で、既存のスピーカーをワイヤレスに繋げるシステムとしては最も安価な方法だったのです。そして今回の新機能の追加でそんなにいらないけど買おうかな...というところまで来ています。
source: Google Chrome Blog
Mario Aguilar - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)