ガリアレボリューションが提供するオンラインRPG「Cocoloa」(ココロア)が、12月11日をもってサービスを終了した。
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2012年に30年継続宣言を打ち出してリリースされた本作だが、開発人員の減少により、2014年5月にサービスの一時休止を発表。その後も継続的なサービス提供が困難であるという判断から、わずか2年あまりでサービスを終了する運びとなった。
公式Webサイトでは、サービス終了にあたっての声明文が掲載されており、他の運営会社に対して「クソ運営」などの発言があったことも謝罪するなど、ユーザーの間では大きな波紋を呼んでいる。
「Cocoloa」は長く愛されるゲームを目指し、「他社に負けない運営」をコンセプトとして30年継続宣言を打ち出しました。しかし力及ばず、僅か二年でサービス休止となり、 再開叶わずサービス終了に至ってしまったことを、全てのお客様に対し大変申し訳なく思っております。また、他の運営会社様に対して「クソ運営」などの行き過ぎた発言があったことも、この場を借りて謝罪いたします。「ココロア」公式Webサイトより抜粋
30年継続宣言で話題を呼んだ「ココロア」
「ココロア」は、多種多様な可愛らしいキャラクターとともに冒険を繰り広げながら、農場や釣り、料理といったユーザー同士のコミュニケーションも楽しめるオンラインRPG。
リリース当初、「私たち運営スタッフは、その辺のくそ運営会社とはまったく違う動きをしようと集まったゲーム運営経験者の集団です。」とうたい、30年運営の継続を宣言するなど、ゲームファンの間では大きな話題となった。
しかし、開発能力の低下によりアップデートや不具合修正の遅れといった問題が発生し、次第にプレイヤーは減少。2014年7月31日にサービスが一時休止となり、長らくの間、再開時期は未定とされていた。
その後、ゲーム内通貨の購入者に対する未使用分の返金対応が行われたのは、休止から1年以上経った2015年10月のことだった。一方、すでに利用した通貨に関しての返金や補償といったアナウンスは、サービス終了となった現在も行われていない。
運営元であるガリアレボリューションは、今後はこのようなことが起こらないよう、運営体制の立て直しを行っていくとしているが、「ココロア」ユーザーに対する適切な対応も求められている。