12月13日に放送されたトーク番組「新婚さんいらっしゃい!」(ABC・テレビ朝日系)に、清々しい無職が現れたと話題を呼んでいる。
スタジオに登場し、番組司会の桂文枝から「ご主人、お仕事は?」と聞かれた33歳夫は、にこやかな表情で「はい、無職です!」。その答えに、文枝は首を捻りながら「無職という仕事はない…」と困惑した。ネットで妻と出会った当時は郵便局で働いていたという夫。その頃、仕事を聞いた妻は「(郵便局なら)将来安泰だし、専業主婦が夢だったので」と未来予想図を思い描き、後に2人は結婚に至った。ところが、結婚後に夫の給与明細を見せてもらったところ、給料が手取りで13万円しかないことが発覚。ここで初めて「正社員じゃなくて、契約社員」であることを知ったという。
夫の言い分としては「(契約社員だと)結婚する前に言ったつもりだった」。しかし妻は「聞いてなかった」と主張し、言い分は食い違っている。また、13万円という金額は、当時介護の仕事をしていた妻よりも安い給料だったため、妻は「騙された」と感じたという。
その後、夫は「正社員の仕事をして妻を専業主婦にする」と約束し、郵便局を辞めてハローワークで就職活動へ。ところが、あの仕事はいや、この仕事はいや、妻が「工場のラインとかどう?」と聞けば「立つのは疲れる」、「配送の仕事はどう?」と聞けば「ミッション(マニュアル)の車は運転できない」、「タクシーの運転手はどう?」と聞けば「夜、酔いつぶれの客が絡んで来るのが嫌だ。怖い」、「私がやってる介護の仕事は?」と聞けば「腰が痛くなるから嫌だ」とことごとく拒否。痺れを切らした妻は「じゃあお前には何ができるんや!」と言い放ったそうだ。
ただ、そこまで言われても「(仕事は)そのうち探す」と言う夫、無職期間は現在4か月になり、両親にお金を借りるほど家計は火の車のようだ。
これには文枝も「男で仕事もせんとフラフラ。ニコニコしてる場合ちゃうであんた」、山瀬まみも「つべこべ言わずに、なんでもして働きなさい」と説教。そして文枝の好意で、テレビのカメラに向かって「仕事をください」アピールする時間を与えられた夫は、「全国の社長の皆さん、やる気はあります。人のためになる仕事がしたいです。あと…気楽な仕事で、1日8時間以内で、週休2日制で、できれば(月に)40万円ください」と条件を並べると、文枝は思わずイスから転げ落ちズコーッ。
「バカヤロー! 楽な仕事で月40万円。あんたね、はじめはコツコツ、コツコツ。辛い仕事をしながら上を目指していくというようなね、気持ちにならないと」と、再び説教モードに入る文枝だった。