身体検査として児童相談所の一時保護所に入所している少女8人を全裸にさせていた問題で、謝罪する相模原市の担当者=14日午後、同市役所
共同通信社

 相模原市は14日、児童相談所の一時保護所が今夏、困り事などを書いて入れる「意見箱」の用紙1枚がなくなったため、身体検査として入所している少女8人を全裸にさせていたと発表した。少女の1人が当日「嫌だった」と職員に相談し判明した。市は8人に謝罪、14日の記者会見で「子どもへの人権侵害があった。不適切だった」とした。

 市によると、8人は8~15歳。「意見箱」用の未使用紙1枚がなくなったため、20代の女性職員2人が風呂の脱衣場で少女を1人ずつ、バスタオルで隠しながら下着も脱がせ、紙がないか確認した。紙は見つからなかった。