石原プロモーションが初のデジタル配信事業に乗り出すことを発表した。「大都会」シリーズが来年1月6日で放送開始40周年となることを記念したもので、同年1月1日から「大都会」シリーズPARTI〜III(全132話、1976〜1979年)と「西部警察」シリーズPARTI〜III(全236話、1979〜1984年)を順次配信開始する。
「大都会」シリーズは、「黒部の太陽」「栄光への5000キロ」などの映画を手掛けてきた石原プロモーションにとって初のテレビドラマシリーズで、石原裕次郎さん、渡哲也さん、松田優作さんの三大スターが初めて共演したことでも知られる。シリーズ1作目は倉本聰さんが企画原案を担当しており、アクションよりも人間ドラマに重点を置いた内容。シリーズ2作目からは、ハードなアクションを取り入れたエンターテイメント性の高い作品となっている。
「西部警察」シリーズは、警視庁西部警察署捜査課の大門部長刑事(渡哲也)を中心とした“大門軍団”の刑事たちと、それを見守る木暮課長(石原裕次郎)が凶悪犯罪に立ち向かう姿を描いた作品。息を飲む迫力のカーチェイスや、ド派手な爆破シーンなどが視聴者の心をつかみ、シリーズの平均視聴率は20%を突破。出演俳優1万2000人、ロケ地4500カ所、封鎖した道路4万500カ所、壊した車両の数約4680台(1話平均20台)といった桁違いのデータが同シリーズの人気を裏付けている。
主な配信予定サイトは、Google Play、Hulu、TSUTAYA TV、U-NEXTなど。