香川県が15日から販売を予定していた「うどんかるた」の中の句が不適切との苦情を受けて販売延期を発表した件について、ネット上では疑問の声が続出しています。
うどんかるたは、うどんに関する読み札を全国から募集し、香川県職員と有識者が選定して作られたかるた。12日のイベントで全46作品が発表され、会場で先行販売されたほか特設サイト上でも無料でダウンロードできる状態で公開していました。ところが、この中の「強いコシ 色白太目 まるで妻」という句に対し、外部から「よくないイメージで受け取られるのではないか」という指摘が入ったため、一般販売を延期して表現を再検討すると発表。サイト上での公開も停止されています。
これに対してネット上では「この程度でクレーム来んのかよ」「過剰反応では」などと疑問の声が続出。こうした毒舌混じりのユーモアは珍しいものではなく、「サラリーマン川柳」などの作品と比べても決して販売を中止するほど度が過ぎているものではない、と擁護する声が多数あがっています。また、「県も過敏に反応しすぎでは」など、少数のクレームであっさり中止になってしまう対応について疑問視する意見も。
香川県産品振興課に問い合わせたところ、「うどんの特徴を愛くるしく表現したいい句だと考えて選出したが、指摘を受けてさまざまな意見があると認識し再検討することにした」とのこと。ネット上で話題になり多数の反対意見が出ていることは認識しているものの、先入観を持たずフラットに意見を集約するように努めているとのことです。