現在公開中の『ガールズ&パンツァー 劇場版』が、77スクリーンと小規模ながら、興行成績ランキングに何週もランクインを果たすなど、人気が衰えるどころか加熱する『ガールズ&パンツァー』(以下、『ガルパン』)。このたび、BS11で今月30日、TOKYO MXで来月3日にそれぞれ、“OVA『ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!』(以下、『これが本当のアンツィオ戦です!』)+劇場版本編序盤「大洗市街戦」の一部”が放送されることが決定し、ファンが「これは事件です!」と歓喜している。
茶道や華道などと並び女性の嗜みとされる“戦車道”を描く、戦車愛に溢れた萌えバトル『ガルパン』。2012年に放送されたTVアニメでありながら、舞台である聖地・大洗はいまだ巡礼に訪れるファンで溢れ、毎年開催されている「大洗あんこう祭」は年々参加者が増加し、文字どおり、お祭り状態となっている。地上波放送での放送が決まった『これが本当のアンツィオ戦です!』は、そんな『ガルパン』のTVアニメでは描かれなかった、「戦車道全国高校生大会」2回戦の様子が展開される。
隊長・アンチョビが倹約し、秘密兵器としてイタリアのP40を購入していたアンツィオ高校に、大洗女子学園・秋山優花里が潜り込み物語が始まる『これが本当のアンツィオ戦です!』。14年7月、全国の全12館でイベント上映、同月末、DVD&Blu-rayで発売され、「戦車戦の迫力は本編の最終話並と言っても過言ではない」「一般的な劇場作品に比べ短いが、そうした作品に負けないほど情報量が詰め込まれている」「これだけのボリュームならTVアニメで描けなかったのも納得」「戦争もの、戦車ものの作品では滅多に描かれない“装填手”についても丁寧に描き込まれていた」など、好評を博した。
その『これが本当のアンツィオ戦です!』が地上波初登場。しかも、年末年始の深夜という、普段は寝てしまっている人でも観られそうなときめく時間帯だ。おまけに、劇場版の序盤まで放送してくれるというのだから至れり尽くせり。この願ってもない放送に、ファンは「いやっほ~!最高だぜ!」「見たかったから、ちょうどいいわ!パンツァーフォー!」「ひゃっはぁぁぁぁぁ!」「ほんま、乗りと勢いがすごい。映画も大活躍やったしな!」「眠い目こすりながら生視聴します」「この子ら大好き」「ドゥーチェ(統帥)!ドゥーチェ!」など歓喜した。
また、1度の視聴だけでは足りないのか、「録画しよう!」「録画忘れないように」「しまった、寝過ごした!とならないように録画予約をしっかりとな」「やったぁ~!録画するぜぇ~超録画するぜぇ~!」というファンも多い。放送してくれるBS11とTOKYO MXには感謝しかないだろう。
TOKYO MXは『ガルパン』以外にも、年末年始に多数アニメを放送する。現時点で決定している作品だけでも、今月26日『WORKING!!!』最終回スペシャル、28日~30日『スタミュ 高校星歌劇』(第1幕~第12幕)、31日『マクロスΔ(デルタ)先取りスペシャル』&劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』、来月2日・3日『SHIROBAKO』(第1話~第24話)、3日OVA『翠星のガルガンティア ~めぐる航路、遥か~ 後編』、4日『てーきゅう 新春特番』が挙げられる。ありがとう、MX。寝正月確定!?