世界初の1つ星ラーメン店、2号店蔦の葉と本店“二毛作”は休業へ。 | ニコニコニュース

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先日発表された「ミシュランガイド東京2016」で、世界初の“1つ星”を獲得した東京・巣鴨のラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」は12月16日、2号店「蔦の葉」と本店二毛作の「味噌の陣」について、年内をもって休業すると発表した。本店については営業を続けるという。

公式ブログでは、まず、「突然のご報告になりますが、2号店蔦の葉と本店二毛作の味噌の陣は年内の営業で休業させていただきます」と報告し、「人手不足もありますが、苦情も多く、巣鴨から蔦グループは撤退を考えて今の結論に至りました」と休業理由を説明している。

また、「毎日のようにご意見の電話があり、それに対して現在も色々とやっております。一つ改善すればまた新しいことを言われ続けていくのもなのかもしれません」と、苦情への対応に苦慮していたことを明かし、現在は「物件も平行して探しておりますので、良い物件が見つかりましたらそこで一から始めようと考えております」とのこと。2号店については現在地からは撤退、新たな移転先で営業再開ということになるようだ。

そして「蔦の葉は約1年半と短い期間ではございましたが、沢山の御来店誠にありがとうございました」と感謝。営業最終日は12月27日と告知している。

「Japanese Soba Noodles 蔦」は、もともとラーメン好きの間ではその名を知られる人気店だったが、“1つ星”獲得後にその人気が爆発。多くのメディアが紹介したことも手伝って、その行列は一時4時間待ちとも言われるほどになっていた(※ただし、すぐに行列対策で整理券制が導入されている)。

しかし、殺到するメディア対応なども含め、11月末には公式ブログで「現在現場や事務仕事も多い中、またテレビや雑誌からオファーもありがたいことに続いています。ですが近隣よりまた注意を受けましたので少し控えようと考えています。言われる度に工夫してきましたがキリがありません。多分もう蔦はこの場所での営業は厳しくなりそうです。最近色々なことが重なって心身共に疲れがきてます」とつづり、喜びの一方で近隣との摩擦が増していることに、店主が気を揉んでいたことがうかがえる。

そしてメディアに対し、「取材は近隣への対応が解決しない限り御断りさせてもらっております。せっかくのお話しなのに残念で仕方ありません。早急に動き近隣含め少しでも心身共に快適に出来るように致します」「近隣の注意のもと外観の撮影はご遠慮下さい。外観やラーメンの画像はご提供致しますのでご理解下さいますようお願い致します。無断で撮影された場合はその場で閉店せざるおえません」と呼びかけていた。

なお、Twitter公式アカウントでは「突然のご報告で色々お騒がせしてすいません。まだ僕は神奈川へは帰る予定はありません。とりあえず踏ん張れるまで本店は巣鴨の地で頑張りますので宜しくご支援のほどお願い致します!」とし、「あとミシュランのせいではありません!!! むしろ両店とも名誉の受賞をいただた気持ちです!」と、一部から上がっている「ミシュラン獲ったせいで…」との声にも一言添えている。