衆院本会議場=9月
共同通信社

 衆院選挙制度改革を検討する有識者調査会は16日の会合で、議員定数について小選挙区は295から6減、比例代表は180から4減の計10減とし、計465(現行475)議席とする答申をまとめることを決めた。新定数は「1票の格差」を是正する新方式で配分する。衆院事務局によると、2010年国勢調査に基づけば小選挙区で「7増13減」、比例代表で「1増5減」となる。東京、千葉など首都圏で議席が増え、東北や九州などで減少する。

 調査会は来年1月14日に次回会合を開き、大島理森衆院議長に答申を提出する方針だ。これを受けて与野党が協議し、合意形成できるかどうかが焦点となる。